5)デネブの庭

この時点でポグロムの森、デネブの庭、スラブ・ゼノビアに進めますが、先に攻略するのはデネブの庭。
ポグロムの森は依然としてアンデッドと戦うのが辛く、スラム・ゼノビアは敵のレベルが高いから行きにくいです。
故にデネブの庭から攻略します。


それではマップを見てください。


(やはりTwelve Gatesより抜粋。著作権はQUESTor任天堂?)

反乱軍拠点はランカグア、帝国軍拠点はバルパライソです。
このマップ、見ればすぐわかるように帝国軍拠点の近くの拠点は隠れ都市であるアンクードしかありません。
よって、当然ながら戦略上一番重要な拠点になるのはここアンクードということになります。
つまり、最も簡単な攻略方法を考えるのであれば、死神を一直線にアンクードに派遣し、敵が全滅するまでひたすら待てばいいのです。
この戦略は実際に有効だと思います。
普通に攻略するんだったら。


イベントキャラのみでも基本的な方針は同じです。
死神がアンクードで敵を全滅させた後にバルパライソを解放してクリアする。
一見すると何の問題もありません。
が、実際にはこの作戦問題大有りなのです。


この作戦の落とし穴は、このマップが山岳地帯だらけであることに起因します。
山岳地帯と平地と、歩行する部隊であれば移動速度が速いのは当然平地。
基本的には部隊は最短時間で目的地に到達するように移動するので、歩行する部隊は複雑な経路を辿ってランカグアからアンクードに到達します。
つまり、死神が飛行部隊で無い限り、ランカグアからアンクードまで直線的に進行することはありえません。
ところが、敵部隊の中には困ったことに飛行部隊が混じっています。
飛行部隊はバルパライソから一直線にランカグアに向かってくるので、こいつらの進行経路は困ったことに死神の進行経路と若干ずれているのです。
よって、何も考えないで死神をアンクードに向かわせようとすると、途中飛行部隊を取り逃がして本拠地に突撃されます。
勘弁して欲しい話です。


というわけで、他のマップに比べると難易度は低いですが、案外このマップも気を使います。
作戦の概要は以下のとおりです。


まず死神チームをアンクードに向け派遣します。
その後こいつらを盾にして解放チームは死神チームを追随します。
途中で飛行部隊とすれ違いますから、それを確認したらタイミングを見計らってリターンハーフで死神を本拠地に帰還させ、すぐに再派遣し、飛行部隊を殲滅します。
殲滅後オールサモンズで解放チームの元に死神チームを呼び、また死神チームを盾にしながらアンクードを目指します。
飛行部隊とすれ違ったら同じ事を繰り返し、やがて解放チームがアンクードを解放したらアンクードで防衛線を張るようにしましょう。


こんな感じでしょうか。
私の場合は前のマップでALI及びCHA調節とかも行ったので、このマップでは出撃前に編成を変えました。
次のようなチーム編成になってます。


    解放チーム:前衛=オピニオンリーダー(ロード)、カノープス(バルタン)
    死神チーム:前衛=ランスロット(ナイト) 後衛=ウォーレン(ウィザード)、ギルバルド(ウィザード)


この編成で注意しなければならないのは2点あります。
一つは解放チームがカノープスの加入で低空タイプになったこと。
飛行部隊は前述のように歩行部隊と移動経路が異なりますので、死神を盾にするには気を使う必要があります。
また、場合によっては追い抜いてしまうこともあるでしょうから、注意しないといけません。
もう一つ注意すべき点はギルバルドのクラスチェンジです。
このゲームでは派遣中にもクラスチェンジできるので、このマップでギルバルドをゴエティックにするのが目標です。
ギルバルドを魔導師系にしてるのは前にも書いたとおり、たまたま序盤のマップで「死者の杖」を入手してしまったため。
入手してないんであれば(ていうかそれが普通)、ギルバルドは戦士系にするのがいいんじゃないかと思います。
ギルバルドの魔法は非常に弱いです。
まぁ、戦士系でも弱いって話もあるけど・・・。


では、攻略手順をフローチャートにしましょう。


デネブの庭攻略開始



死神チームをアンクードに向け派遣(*1)



解放チームで死神チームを尾行



死神チームが飛行部隊に接触できずにすれ違う



タイミングを見計らってリターンハーフで死神チームを帰還



すぐさま死神チームを再派遣し飛行部隊を撃退



リターンハーフで解放チームのところに死神チームを呼び戻す(*2)



(*1)から(*2)を繰り返す



解放チームでアンクードを解放



死神チームをアンクードに置き、敵部隊を全滅させる



解放チームでバルパライソを解放


バルパライソを解放しますと、デネブを生かすか殺すかの選択になります。
これはどちらを選んでも一長一短です。
デネブを生かした場合はカオスフレーム値が減少し、オピニオンリーダーのALI値が増加します。
殺した場合はカオスフレーム値が増加し、オピニオンリーダーのALI値が減少します。
オピニオンリーダーのALI値はイベントキャラが仲間になるかどうかという点で非常に重要な意味を持ってきますので、できれば高くしておいた方がいいです。
というわけで、ここではデネブを生かしたほうが大体において得だろうと思います。
カオスフレームを上昇させるのとALIを調節するのとでは、はるかにALIを調節する方が難しいと思います。
また、デネブを生かした場合はデネブを後に仲間にすることもできます。
今回はイベントキャラのみという異常に人員不足に陥った戦いなので、デネブ一人増えるかどうかは結構大きいです。


しかし、デネブを仲間にすることは果てしなく今後の作戦の難易度を上げてくれます。
まず、デネブを仲間にする方法なのですが、それには以下のような手順を踏まねばなりません。


   1)バルパライソを解放、この時デネブを殺さない

       ↓

   2)このマップクリア後、バルパライソにてデネブの「黄金の枝を取ってきて」という依頼を受ける

       ↓

   3)後のマップであるディアスポラにて「黄金の枝」を入手する

       ↓

   4)「黄金の枝」を持ってバルパライソを再び訪ねる

       ↓

   5)この時カオスフレーム値が40以下だったらデネブが仲間になることを申し出る

       ↓

   6)仲間になって欲しいと答えるとデネブが仲間になる


重要なのはデネブはカオスフレームが低くないと仲間にならないという点です。
大抵のキャラクターはカオスフレームが高い場合に仲間になります。
つまり、デネブを仲間にしてしまうと、他のキャラクターが仲間にしづらいということです。
うまくカオスフレームを調節できればデネブを仲間にしつつ、他のキャラクターを仲間にしていくことも出来ますが達成するのはかなり面倒です。
具体的にデネブを仲間にすることで考えた際に問題になってくるキャラクターは3人と言っていいでしょう。
まず問題となるのはディアスポラで仲間になる法王ノルン。
ノルンを仲間にする時点ではカオスフレームが高くないといけません。
つまり、ディアスポラをクリアしてから一旦カオスフレームを下げるマップが必要であることになります。
その後問題になってくるのは聖騎士ラウニィーと妖術師サラディン。
ラウ二ィーはカストロ渓谷で、サラディンはバルモア遺跡で仲間に出来ますが、こいつらを仲間にするまでには今度はカオスフレームを上げておく必要があります。
確かラウニィーを仲間にするにはカオスフレームが65以上は必要だったと思います。
これをイベントキャラのみで果たして達成できるのか?という疑問は相当ありますが、タロットなどで運がよければいけないかなぁって思います。
このため、今後のマップではできるだけ解放する都市を絞り、マップクリア後に解放してタロットで無理にカオスフレームを調節できるようにするなどの努力が必要になります。
はっきり言って面倒です。


そう思いながら結局デネブを生かし、そして後にこいつを仲間にすることを心に誓い次なるゼノビアへと向かっていくのでした。

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