本棚


私個人が過去に読んだ本について、面白かったものを推薦していきます。
やはり偏見がありまくり。

しかし、このコーナー前から作りたいなぁ、とは思ってたんだけど、考えてみたら私自身たいして本を読まないという噂が…。
作ろうと思ったその瞬間から将来的に存続が危ぶまれます。
まぁ、一応はやるけどさ。
ジャンル別に推薦していこうっと。

 

このコーナー自体、この本を推薦したいがためだけに作ったという説まであったりして…。
かなり気に入ってます、この本。
著者の瀬名英明さんは『パラサイト・イヴ』の著者として有名な人です。
『パラサイト・イヴ』自体は映画化とかもされたし、知っている人も多いんではないでしょうか?
『BRAIN VALLEY』は、『パラサイト・イヴ』より後に発表された作品で、これもベストセラーにはなってたような気もします。
多分いまだにハードカバーしかないと思うけど…。
私はこの本は借りて読みました。

瀬名英明さんというのは変わった方で、実はバリバリの理系。
まぁ、この辺は勝手にプロフィール調べてよ。
理系だけあって、文章は非常に読みづらいです。
「お前、本当に売れっ子作家なのか?」と思うほどの文章構成力。
しかも、内容は超難解。
専門的な知識を要求するような文体だし、小説中に説明のための表だとかグラフだとか図だとかですらもついていたような…
では、なんでそんな作品がお薦めなのか?
それは、私が瀬名英明さんのこの言葉に惚れたから。
一字一句違わずに覚えているわけではないので、かなり違うはずだが(ていうか、書いてるうちに作文に成ってしまった)、要点はこんな感じだったはず。
「こんなこと言ってないよ」、って言われたらどーしましょ。

「理系だからといって、小説とかを読まないわけではない。
理系の人だからと言ってもそういうのが好きな人は結構居るし、私も好きである。
しかし、SFなどは理系の人も読むのにもかかわらず、嘘が多すぎる。
『一般読者向けだから』と言って、科学的に間違いだらけの文章を正当化するのはいけない。
理系の人間だって『一般読者』の一人にはかわりないのである。
だから、私の小説は難しすぎて一般読者向けではないと言われても、私は一般読者である理系のためのSFが有ってもいいと思う。」
……以下略

キャぁー、かっこいいわ、この台詞。
めちゃくちゃ傲慢だわ、どう考えても。
この文章は、瀬名さん自身が書いた『BRAIN VALLEY』の解説本(普通こんな本出すか?)の冒頭部分にあったんじゃなかったかなぁ?確か。
これを読めば分かると思うけど、『BRAIN VALLEY』は極力科学的にSFを書こうという目論見によって出来た作品。
著者は「SFはどこかで嘘をつかねばならない」と書いていますが、また「大きな嘘を一回ついて、それを認めることで他に細かい嘘をつく必要なく、極力科学的に正しい文章を作るべきである」みたいなことも言っており、本文はかなりよく出来ています。

まぁ、これだけでは内容が全くわかんないだろうから、もうちょっとだけ紹介文書いときます。
この本は、主人公(名前すら忘れた)が新たに配属された通称BRAIN VALLEYこと、なんたら研究所での出来事について書かれた物。
この研究所っていうのがかなり怪しげなところで、簡単に言えば脳の機構について研究してるんですが、この辺の研究が読んでて非常に分かりづらいです。
具体的な薬品名だとかががんがん出てくるし、脳の構造に対する知識も多少はないと読むのがつらいんじゃないかと思います。
まぁ、そんなことはいいとして、この研究所の研究テーマが非常にすごいです。
一言で言えば、研究の目的は『神』を創ること。
この『神』というのは、一つの実体ある生命体というわけではなくて、『神』としかいえないような存在のことを指すんですが、まぁ、こんなのは読んでのお楽しみ。
臨死体験だとか、薬物とか、UFOだとか、とにかくいろんな要素が出てきます。
あとは、個人個人で勝手に読んで評価してください。

 

漫画で好きなのはこれですね。
まだ未完ですが、かなりいいです。
これは人類の進化について、『ARMS』とはなんなのか?ということも含めて探っていくという漫画。
結局はシリコン生命体とかの話だから、ありがちといわれればありがちかも。
…単にスケールの大きなSFが好きなだけなのかも知んない、個人的に。
作者は『SPRRIGAN』の絵を描いてる人。

 

とにかくすごい設定です。
なんと言っても100人兄弟ですから。(笑)
いろいろと疑問をもちながらも楽しく読める漫画です。
一番印象に残っているキャラクターは勿論魚座(ピスケス)のアフロディーテ

 

一見少女漫画風の画風で、やはり少女漫画風の画風のガラスの仮面。
主人公北島マヤが女優として成長し、紅天女を目指す姿を描いた漫画ですが、とにかく気になるのは月影先生と姫川亜弓。
月影先生は病気の体でもかまわずマヤを殴りつづけるわ、熱湯をかぶっても平気だわの鉄人ぶり。
姫川亜弓はあまりに稽古熱心で、稽古中から本気で人を殴るという暴挙ぶり。(稽古中から怪我してどうする)
まだまだ未完の名作。
白目、顔に線は基本中の基本です。

 

ここに書いた中ではもっともマイナーであろう作者、冬目景。
この人の漫画は私は個人的に結構好きで、「イエスタディをうたって」とか「ZERO」とかは持ってたりします。
「羊のうた」は人の血を吸わないと発作を起こすという奇病を持った姉弟の話。
輸血用の血を吸ってればいいじゃんという意見はとりあえず置いておきましょう。
なかなか味のある進行でして、雰囲気がとっても好きな作品。
八重樫葉萌え。

 

これはなんとなく私が使ってる英和辞典。
本当は何が一番いいのか知らない。

 

『空想科学読本』は、私が勝手に囲将会推薦図書に指定。
この本は面白いよ。
簡単に言えば、過去に有ったアニメや、特撮モノを科学的に検証し、いかにそれらの設定がおかしいかということについて議論した本。
子供の夢を打ち破ってくれる、困った本です。
マジンガーZとか仮面ライダーの弱さには絶句せざるを得ません。
ガメラとかギャオスの軽さもすごいです。
最強の怪獣はガマクジラって言われてもなぁ…。
まぁ、一度読んでみましょう。
『ヒカルの碁』は少年ジャンプ連載中の漫画。
面白いんですが、何故に幽霊が囲碁をやりたい一心で人間に憑りついてくるのか(神の一手を目指しているって言われてもなぁ…)、いまいち意味不明な設定もあります。
途中からその設定もかなりいらなくなってくるし…。

 

…漫画だけはあれじゃあんまりだから、他のコーナーも設けよっかな、そのうち。
『MPDサイコ』とか『銃夢』とか『人魚シリーズ』とかも侮れないし。

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