はじめに


近年、学生の学力の低下、という言葉を、よく聞く。

これは、教育者としての視点から見て、また、サイエンスの将来を考えた上でも、非常に大きな問題であると思う。

このような問題が起こった理由として、少子化が進んでいるということは、言うまでもないが、もう一つ、日本語で書かれた良いテキストが、あまりにも少ないということも、目を背くことのできない、事実であると思う。

もちろん、それは近年になって始まったことではない。

しかし、かつて我々が学んだ頃は、まだ娯楽が少なく、学問が第一、という考え方のもとでの教育が行われていた。

つまり外国語でかかれた好書を、時間をかけて理解することができた。

現代の学生が、このような洋書を読むということも、決して不可能ではないだろう。

しかし、小中高での勉強時間が減らされ、また、自分の専門外の授業が増えているという、事情を考えたとき、あまりにも厳しい道であると思う。

本書では、このような現状をふまえて、できるだけ私の理想と思うものに近づくように、最善の努力をした。

各章の前ページには、最終更新日の日付をつけるようにした。

ほぼ全てのページに、”戻るボタン”をつけた。

価値が高いと思われるページは、リンクの文字を大きくし、強調した。

無駄な機能は必要と思われるもの以外、極力排除し、どのブラウザでも問題無く、そしてストレスを感じることなく見ることのできるようにした。

学生諸君に、能率的に読むことのできるよう、よく配慮したつもりである。

さらに高いレベルの学習をしたければ、”リンク”に紹介されている各書を参考にしてほしい。

いずれも、日本語でかかれた数少ない良書の中の一つである。

最後に、本書を書くに当たって、適切なアドバイスをいただいた方々に、心から感謝する。

 

平成11年 8月 当時の作者


 

囲将会では、本気で囲碁将棋をやりたい人を求めております。
将棋に関していえば、現在参加している棋戦は春と秋の古新戦のみですが、 新入部員のやる気次第では、学生名人戦などのさまざまな棋戦にも、 参加を考えています。

囲碁に関しましてもなぜか最後の学生名人も誕生し、最近需要が高まっております。

もしくは、ボードゲーム・トランプなどの室内競技が好きな方も募集中です。
麻雀やりたい人も募集です。
ゲーム好きも、漫画好きも旅行好きですら募集です。
平日のあらゆる時間帯、及び休日でも暇をつぶしたいという方、とくに募集中です。老若男女、幼少、獣、人外の者に至るまで問いません。

入会金:1000円
年会費:3000円
部室:東西線早稲田駅より徒歩5分?早稲田大学戸山キャンパス内学生会館E936号室

入会に関して質問などがございましたら、 掲示板に書き込んでみたり、気軽な気持ちで部室に直接来てください。


welcome原稿草案(ほしの,03.02.15)



 21世紀は脳の世紀などと言われる。20世紀の科学的な進歩はめざましく、ジャンルによっては研究し尽くされ、多くの有益なものが研究・開発されてきた。そんな中、我々にとって身近な存在であるにもかかわらず、脳の機能についてはブラックボックス的な部分が多く、まだまだ謎に包まれている。脳は言うまでも無く人間の全てをつかさどっており、もっとも重要な器官である。我々に現在求められているのは脳への積極的なアプローチであるが、先日脳の50%を利用できれば人類の平均寿命は30年は延びるとの報告(*1)があったのは記憶に新しいところである。現実的に、囲碁や将棋といった知的ゲームを営む人はそうでない人に比べ平均寿命が10年ほど長いという統計結果(*2)もあり、脳への働きかけがいかに重要かということを実証している。知的ゲームがよいと言われる理由はただ脳を鍛えることが出来るということのみではなく、それによってプレイヤーが楽しみを感じ、ひいてはストレスの発散となるということが挙げられる。
 こうした背景の中で、我々囲将会では将棋や囲碁を中心とした知的ゲームを行うだけではなく、さらにはトランプ、麻雀、モノポリー、TVゲーム、PCゲーム、漫画鑑賞などの関連種目をほぼ毎日実際に実践することにより、生活の向上に努めている。実践場所には学生会館のE936号室が使われることが多いが、場所を変えることにより違った結果が得られることも期待して、例えば九十九里での合宿であるとか、冬の山奥でのスキー旅行であるとか、夏の京都や大阪への遠征旅行といった事も行っている。部員の多くは囲碁にしても将棋にしても入部当初は初心者であるが、いずれの種目においても指導者には有段者(二段〜学生名人くらい)を抱えているため、初心者にも問題は存在しない。むしろ、囲碁会や将棋部では全体のレベルが高すぎて初心者にはついていくのが辛いということが予想され、そういった人には囲将会を勧める。また、囲碁将棋以外の各種目の研究もそれぞれ進んでおり、例えばトランプであればナポレオン、TVゲームではファイアーエンブレムやロマサガ、PCゲームでは(ここ自主規制)、漫画部門ではベルセルクや聖闘士星矢といった所での成果がめざましい。すなわち各人が望んだ行動が可能であるということが各人の自主性を高め、万能型の人間育成という結果を招いている。
 以上より囲将会の部室を直接訪ねる或いは電話かメールで問い合わせてみることが大学生活を充実させるために一手段であると結論される。
*1:「脳の活用」、ARO研究所(2002)
*2:「将棋と寿命」、鎌玉書房(2002)



・・・ほんとうにこんなのでいいんだろうか

 

トップへ

inserted by FC2 system