ワードバスケット、投げやりな定石(僕独自のものなので、他の人は知りません)


◎大原則:コンボは考えない。
考えて、これがこうなるから…とかやるのは、無駄です。やめましょう。出しながら次を考えるのが基本です。あと、人間の思考の基本的性質である連想とかははっきりと邪魔です。上っ面の単語だけを考えます。データベースをどれだけ蓄えるかですから、本くらいは読みましょう。お勧めは百科事典です。書いてあることも結構面白いし、何より幅広い専門分野に対する知識が深まるので、かなりのアドバンテージを得られるのではないでしょうか。また、特に、高校生、中学生くらいの知識は覚えておきましょう。それなりには実生活にも役立ちます。…役立つといいなぁ。
◎大原則:出しやすいカードは、出さない。
  特に序盤では、そもそも出しやすいカードで単語は考えません。5枚で単語考えるのは効率が悪すぎます。たとえば「ら、に、か、の、サ行ワイルド」なら、出せるかどうか考えるのは「ら」と「に」だけです。こんなの残したら目も当てられませんから。ただし、この場合、ノバラ→落下などが見えれば、出していきます。また、他プレイヤーが連打し出したら、か、の、サ行も出してかまいません。連打するときは出しながら次のものを考えているので、変えられると混乱します(僕だけだったらどうしよう)。
ちなみに、最初に考えるべき苦しい語はこの辺でしょう。

「え」「お」「け」「せ」「そ」「な〜ね」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」「ま〜も」「ら〜ろ」「わ」

これ以外は、出しやすい上に4文字にもしやすいので、最後に残ってもどうにでもなります。逆に、この辺が残ってしまったら、チェンジしましょう。考えるだけ無駄です。

◎大原則:文字数ワイルドは、打たない。
  文字数ワイルドは、このゲームにおける切り札です。あがりきりの制限の4文字を越える上に、終わりの文字も自由です。この原則からそれるのは相手が連打しているとき、2枚以上あるときのみです。行ワイルドは打ってもいいですが、打つなら、せめて次は出しましょう。例外は「ラ行」「マ行」だけです。他の行ワイルドも、文字数には劣るもののかなり強力な切り札となります。特に、「ア行」「カ行」「サ行」「タ行」は、出せないことはめったにないです。
たとえ他が苦しくても(上にある、出しにくいやつばかりでも)、絶対に耐えるべきです。出したら勝てません。
◎大原則:同じ文字の単語を言わない
  相手も考えています。その中で、前に終わった単語と同じ物を入れれば、すぐに出されてしまいます。これは定石の初歩です。 例:「しんぶんし」「空白」など。
○チェンジは出来るだけ避ける。
  間違いなく、これは僕だけです。悪い手のときは、足掻くだけ無駄です。確率的に考えれば他にいい手がいってることが多いので、疲れるだけです。ついでに言えば、枚数多いときのチェンジは、取るために数えるときの時間のロスが大きすぎます。チェンジは2枚以下になったときを心がけてください。ただし基本は1枚のときだけです。2枚でチェンジは、「ぬ」「も」とか、そういうかなり悲しいときしかやってはいけません。「め」「わ」くらいなら、十分出せます。その辺の感覚は、練習で培うしかありません。また、出しにくいものを考えていくことで、徐々に語数も増えていくはずです。考えることは無駄ではないと思います。
○入れ方に注意
  上から放り込んではだめです。必ず、淵から滑り込ませましょう。競り合いのときは、下にあるカードが優先ですから。その意味で、強い人の間では立ってやるのが主流ですが、個人的には焦りすぎだと思います。立つと手が高くなるので、入れるのが上からになりがちです。そうすると、横から滑り込んでくるカードに先を越されることになります。経験上、座ってやるほうが強いというのは間違いないです。ただし、もちろん、立つと気合が入りますから、根性系の人はそのほうがいいのでしょう。その場合、カードを低く持ち、前に上体がかかり過ぎないように心がけてください。上体が傾けば、手は上に上がり、上からの放り込みになります。座っているなら、基本的に手はテーブルについてますので、上体がかかっても大丈夫です。
☆:最強の文字数ワイルド
  これは前述のとおり文字通りの切り札です。それぞれ対応は違います。
    ・5文字 : 「んしょう」をつけましょう。ほとんどの語に対応可能です。ちょっと変えるだけで全ての語に対応。例外は、「ぬ」「み」「む」「る」あたりでしょうか。このあたりは覚えてください。
    ・6文字 : 覚えてください。高々50個です。その場で考えるのは、ほぼ不可能と思ってください。出しやすいカ行サ行には、すぐに他から重ねられます。覚えたものがすぐに出てくるようになるには、練習しかないでしょう。僕自身、まだかなり弱いです。半分程度とっさに出てくるようになったらかなりのものです。
    ・7文字 : 4文字の適当な単語を言いながら続く語を考えます。で、とりあえず安全っぽく感じるくらい、長くします。7文字ちょうどを目指すと、足りなかったりして死ぬ場合があるので気をつけます。これは記憶する必要はありません。
例 運動 … 機能 …(これでは短いかも)…障害
    ※注 このくらいは一瞬で考えてください。止まったらまずいです。ゆっくり言うのはいいのですが、周りを切れさせることになりそうですし、あがり以外のときは、他に考える猶予を与えてしまいます。
  これが確実に出来るなら、最後に残した時点でほぼあがり確定です。4文字の制限から難しいことを考える必要すらありません。そのうえ、どれも記憶、または勘ですから、一瞬で終わります。最後に優勝を決めたのも、6文字を残したからでした。

結局のところ、出しやすい手かどうかは、運次第です。かしこさ、すばやさ、うんのよさを常に鍛えるよう心がけてください。

by 坂場



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