アクションカード別解説・拡張編

BSWに登場する拡張カードのみを解説しているよ。

☆・・・ほとんどの場合において買う価値がない
☆☆・・・持っててもいいけど大して役には立たない
☆☆☆・・・使える時と使えない時がある。
☆☆☆☆・・・多くの場合において使える。
☆☆☆☆☆・・・勝敗を左右する。あったらほぼ購入すべき。

 

1・陰謀

行動が選択できるアクションカードがあるのが特徴。

 

詐欺師 3金 ☆☆☆☆☆ 1、2枚 序盤 

+2金。他のプレイヤーの山札の一番上のカードをオープンし、同額の好きなカードに変える。

強い。というかうざい。
自分が育てたデッキをぐちゃぐちゃにされるのは非常に苦痛なので、あまり導入したくないカードである。
三金カードの中では最強クラス。
このカードがあるときは序盤に買うのはほぼ必須である。
礼拝堂がなく、4金にめぼしいカードがないときは、1、2ターン目連続して詐欺師を買ってもいいぐらい。
銅貨→呪い
5金アクション→公領
が強力。
一方、屋敷を引いてしまったときや、冒険者がないときに金貨を引くと意味がない。
序盤中盤は得点、終盤は使いにくいアクションカードに変えていこう。
対策として、5金アクションより(冒険者がなければ)金貨を優先して買うという手もある。
特に相性のいいカードはないが、魔女がある場合、呪いが切れると両カードとも効果が弱まる。
詐欺師で相手の呪いを銅貨にするというアシストをしてしまうこともある。
なお詐欺師で属州を属州に変えるということをやっていると、一枚減っていることを忘れてゲーム中のお互いの得点の予想を間違えやすい。注意しよう。

オススメの変化

銅貨→呪い
2金カード→屋敷
3金カード→宰相、木こり
4金カード→庭園、祝宴(祝祭)、官僚、金貸しあたりから状況をみて
5金カード→公領、終盤は鉱山、参事会、魔女あたりから
6金カード→冒険者

 

男爵 ☆☆☆ 1、2枚 序盤 

+1買い物。屋敷を得るor手札に屋敷があれば1枚捨て札にして+4金

まずまず使える。
しかし屋敷と一緒に引けないとカス。
1、2ターン目に男爵を購入して、3、4ターン目に屋敷と一緒に引けなかった場合(確率的には2割ぐらい)、いきなり投げたくなってくる。
ギャンブル性が高いので、金貸しや民兵が一緒にあるときは、そちらを優先したほうが無難。
引ききり型のデッキならば利用価値は高い。
庭園とは相性がいいが、工房と比べるとどうだろうか。庭園には一切目もくれず、普通にプレイしたほうがいいんじゃないだろうか。
一方、礼拝堂や改築、改良といった屋敷を減らすタイプのカードとは相性が悪い。
また、地下室とも微妙に相性が悪いらしい(地下室で屋敷を捨てたら男爵引く・・となると無駄だから)。

 

改良 ☆☆☆☆ 何枚でも 序盤 

+1ドロー、+1アクション。手札から好きなカードを1枚破棄して1金高いカードを得る

序盤に5金到達したなら優先的に購入して、屋敷を銀貨に変えて行きたい。
礼拝堂などがない場合にはこれを複数枚購入することで圧縮を進めるという手もある。
しかし仮想コインはないので、改良ばかり買っていると高価なカードの購入がやや遅れがちになる。
終盤は改良で改良引いたら改良→金貨とすればよいが、安易に使うと手札が金貨金貨金貨属州属州とかになって、改良するカードがないという事もあるのでちょっと気をつけよう。

 

寵臣 ☆☆☆☆☆ 買えるだけ買う いつでも 

+1アクション。+2金or自分を含むすべてのプレイヤーが、手札をすべて捨てて4枚ドロー

かなりの強カード。
このカードは複数枚持つことでその真価を発揮する。
手札が何枚になろうとこれがあれば4枚に戻せるため、例えば手札5枚のうち3枚が寵臣だったなら、寵臣で+2金を2連打したのち寵臣で手札を4枚に戻すという使い方ができ
る。
他のプレイヤーも4枚にしてしまうという効果も地味だが大きい。
このカードは金貨よりも優先して購入すべき。
3山切れでゲームの終了が見えてるとかでなければ、売切れるまで買い続けてよい。
ただし年の市があるときは5金の最初の1枚目は年の市にして、あとはほとんど寵臣、ときどき年の市という買い方がおすすめ。
アクションが増えると間に詐欺師や民兵や改築を挟んだり、+買い物を活かして属州2枚買いも狙える。
優先度は研究所より高いと思う。
また、玉座との相性もいい。
しかし圧縮のしやすさでいえば手札の増える研究所のほうに軍配があがるわけで、例えば礼拝堂と研究所と魔女と寵臣が場にある場合、寵臣メインにすると魔女の呪いが邪魔
になりやすいので研究所も買ったほうがいいのか?となる。

 

貴族 ☆☆☆☆ 何枚でも 中盤

得点かつアクションカード。+2アクションか、3枚ドローのどちらかを選択。2点

鍛冶屋に近いが、アクションが選択できる分、無駄になりにくい。
6金のとき、1枚目は金貨を買って、それ以降しばらくは貴族を買っていくといいだろう。
村鍛冶屋コンボ的な大量ドローを狙うデッキの場合は貴族が間に入るとコンボ失敗になりづらく便利。
ただし5金に研究所や寵臣といった強くて複数枚欲しいアクションがある場合、貴族とどちらを優先するかはむずかしいところ。
+2アクション、+3ドローとなる玉座とは相性がいい。

 

2・海辺

次のターンにも効果が出る、持続型のアクションカードがある。
どのカードも大きく戦局を変えるというほどではない。

 

停泊所 ☆☆ 何枚でも いつでも

+1ドロー、+1アクション。このカードと手札から一枚カードを選んで脇に置く。次ターンに脇に置いた停泊所を捨て札にし、一緒に置いたカードを手札にする。
次のターンにカードを一枚送る。

かなりの空気カード。
うまい人が使うとうまく使っているのかと思わせるときがあるが、実際に勝利にどの程度貢献しているかは微妙である。

 

密輸人 ☆☆☆☆ 1、2枚 序盤

自分の前のプレイヤーが獲得した6金までのカードを1枚獲得

6金までのカードに寵臣や研究所といった強力で複数枚ほしいカードがある場合は抑えておきたい。
基本的には1枚あれば十分なことが多いが、アクションがあまる形であれば2枚買って加速度的にデッキの強化を狙うのもある。
7金以上のカード、ポーションが必要なカードは獲得できないので錬金術や繁栄のカードが多い場合は価値が下がる。

 

 ☆☆☆ 何枚でも 中盤以降

得点かつアクションカード。このカードと手札からどれか一枚を選んで脇に置く。ゲーム終了時に手札に加える。2点。

微妙に圧縮ができるが、アクションをそれで使わなくてはいけないし、使わないのなら邪魔になるカード。
村などでアクションがあまるような形なら良いが、そうでないのなら終盤まで買わないほうがいいのかもしれない。
終盤はともかく、中盤に買うべきか買わないべきか悩ましいカード。

 

商船 ☆☆ 1、2枚 序盤、中盤

+2金。このカードを脇に置く。次のターン捨て札にして+2金

強力なカードの多い5金カードの中にしては効果が地味過ぎる。
村などでアクションがあまる形か他に5金のカードがないのでもなければ、特に買う必要は無い。

 

幽霊船 ☆☆☆ 1、2枚 序盤、中盤 

+2ドロー。他のプレイヤーは手札が3枚になるまで山札に任意の順で戻す。

民兵と違い、捨てるのではなく山札に戻すので、次のターンまで影響を受ける。
アタックの効果としてはかなり大きいが、魔女が一緒にあるならまずはそちらを優先して買いたい。
また民兵を使ったあとでこれを使っても意味がないので注意。

 

3・錬金術

どのカードも、購入にポーション(4金)が必要になっている。
ポーションは錬金術のカード以外を買う場合は何の役にも立たないため、錬金術のカードが場に1種類なら買う必要はない(ゴーレムがある場合は例外)。
+買い物のあるカードをデッキに入れて、ポーションが無駄にならないような買い方をしていきたい。

 

変成 0金+ポーション ☆☆ 1枚 序盤 

手札から一枚カードを破棄する。破棄したカードが得点カードなら金貨、財宝カードなら変成、アクションカードなら公領を得る。

ポーションだけで買えるが、安いだけに効果は微妙。
うまく屋敷を金貨に変えることができれば大きい。
ゴーレムをつかって変成を引いてしまうと、銅貨→変成の交換ばかりになってしまってかえってデッキがおかしくなったりする。
礼拝堂があれば(なくても無理には)買う必要なし。

 

薬師 2金+ポーション ☆☆☆ 何枚でも いつでも

+1アクション、+1ドロー。さらに4枚を山から引いて銅貨とポーションはすべて手札に加える。残りは好きな順番で山札に戻す。

デッキに銅貨が多いとそれなりの効果を発揮する。
銅貨がないと半ば空気だが、実は好きな順番で戻せるというのもそれなりに大きなメリットで、コンボをつなげやすくなる。
例えば手持ちに薬師と市場があるとき、先に薬師を使い、めくった4枚が屋敷、銀貨、ゴーレム、村だったなら、山の一番上を村、次をゴーレムにして、市場を使い、村、ゴーレムとつなげて使っていける。
圧縮型デッキとは相性が悪い。

 

賢者の石 3金+ポーション ☆☆☆ 何枚でも 中盤以降

財宝カード。捨て札と山札の合計枚数÷5金(端数切捨て)。

終盤には金貨を超えるぐらいの価値にはなっていることが多い。
礼拝堂などで圧縮している場合や、引ききり型のデッキとは相性がわるい。
上の薬師と賢者の石を効果的に使いたいのなら、買い物回数が余ったときは銅貨を買えるだけ買うという手段もある。
うまくすれば賢者の石1枚で8金に届くということもある。
圧縮とは対極をなすプレイスタイルであり、圧縮よりも強い可能性を秘めている戦術だが、さすがにそんなことはないかもしれない。

 

ゴーレム 4金+ポーション ☆☆☆☆ 1〜4枚程度 手持ちのアクションカードの枚数に応じて

アクションカード(ゴーレムは除く)を2枚引くまで山からカードを引く。アクションカード以外は捨て札にして、2枚のアクションカードを好きな順番で実行。

より使いやすくなった玉座といえる。
研究所など+アクションとドローがあるアクションカードとの相性がいい。
ゴーレムばかり持っていても他のアクションカードの枚数が少なければ意味がない。
バランスを考えて買って行こう。
アクションを増やすカードがありゴーレムを十分活かせそうなら、木こりや宰相も購入候補になる。
ゴーレムだけは錬金術のほかのカードが場に一枚もなくても、ポーションを買ってでも購入する価値が出てくるカードになりうる。

注意が必要なゴーレムとの組み合わせ

ゴーレムで引いたアクションカードは強制発動なので無駄になる場合や損になることもあるので気をつけたい。
玉座 手札にアクションカードがなければ無意味。例えば手札にスパイとゴーレムあって山に玉座が眠っている場合、先にゴーレムを使うべきかスパイを使うべきかという問題が起きたりする。
男爵 手札に屋敷がないと強制的に屋敷を引かされることになる
変成 手札に屋敷がなければ困ったことに。しょうがないから銅貨→変成としていると、ゴーレムで変成を引く確率が上がってもっと困ったことになりがち。

 

4・繁栄

金貨の上の白金貨(9金で買えて5金になる)、属州の上のコロニー(11金で10点)が登場。
これらを加えると他のカードの価値も変わってくる。
銀貨5枚でもコロニーに届かないので、銀貨の購入は序盤だけにして、途中からは買うのを控えたほうがよい。
場合によっては3金の時は買い物をパスしたほうがマシということも。
圧縮する時も金貨や白金貨が十分あるなら銀貨も破棄しよう。
当然、官僚の利用価値はほぼなくなる。
反面、鉱山は金貨→白金貨ができるので少し利用価値があがった。
そのほか密輸人、商船、詐欺師はやや価値が下がる。

 

望楼 3金 ☆☆☆

アクション 手札が6枚になるまでドロー
リアクション カードを獲得した時、望楼が手札にあれば、得たカードを破棄するか山札の一番上に置くことができる

アクションの効果は劣化図書館。
リアクションの効果で魔女の呪いを無効化したり、また購入したカードをすぐに使えるようにできる。
ならず者を使っている場合は呪いか銅貨を購入してリアクションの効果で即破棄という使い方ができるはずだが、BSWでのそのやり方がよくわからない。
図書館と同様、年の市と組み合わせて使うのが良い。

 

投機 5金 ☆☆☆☆ 何枚でも 中盤以降

1金の財宝カード。さらに購入フェイズにおいて財宝カードがめくれるまで山札をオープンし、手札に加える。

アクションを使わない冒険者的な財宝カード。
最低でも2金にはなるし、圧縮により手札の財宝カードを投機と白金貨だけにしておけば、これ一枚で6金以上の価値を生み出す。
銅貨がデッキから十分少なくなっていれば金貨よりも優先的に買うべき。
使えないということはまずないが、5金に強力なアクションがあるならそちらを優先しよう。

 

ならず者 6金 ☆☆☆☆ 1、2枚 いつでも

+2金。+1買い物。他のプレイヤーは手札を3枚にする。1枚カードを購入するごとに1VP(ゲーム終了時に1点になる)を得る

民兵の強化版。
ならず者と民兵が両方とも場にあるときは、こちらだけを買えばよい。
村との組み合わせで、1ターンに複数枚のならず者を使い、大量得点できると気持ちいい。
ゲーム終了時に100点を超えることもある。
しかしいくら得点になるからとはいえ、買い物回数のある限り銅貨を買うような戦術はゲーム終了間際でもなければお勧めしない。

 

鍛造 7金 ☆☆☆☆☆ 1、2枚、序盤

手札から任意の枚数だけカードを破棄し、破棄したカードの合計額と同コストのカードを得る。同じコストのカードがなければ破棄できない。

礼拝堂と似たような効果だが、価格はこちらのほうがかなり高い。
同コストのカードを1枚得る必要があるので、礼拝堂に比べて必ずしも使いやすいとはいえない。
例えば手札が銅貨銅貨銅貨銅貨鍛造の場合、礼拝堂なら銅貨をすべて無くすことができるが、鍛造では1枚銅貨を獲得しなくてはならない。
民兵を食らった日には1枚しか破棄できないことになる。
それでも礼拝堂がなければ購入はほぼ必須。
手札にいいカードの割合が多くなってくると鍛造による圧縮が進みづらくなるので、できるだけ早い購入がよい。
購入が遅くなってデッキが膨れ上がっている場合は鍛造2枚目を買ってもよい。
礼拝堂と違って破棄する枚数に制限はない。研究所などでたくさんドローして一気に圧縮をすすめよう。
オススメの圧縮 銀貨+金貨→白金貨

 

行商人 8金(ただしそのターンに使ったアクションカード1枚につき2金安くなる) ☆☆☆ いつでも 何枚でも

+1アクション、+1カード、+1金。

コストが特殊なだけで効果自体は地味。
しかしいくらあっても邪魔にならないカードではある。
+買い物のない市場と考えると、原価のまま買うのは明らかに損。
アクションカードを2枚以上使って4金以下になったときに買うのがいいが、他にめぼしいカードもなく、圧縮により手札の財宝カードの白金貨の割合を多くしたいなら6金や8金の
ときでも買ったほうがいいかも。
アクションのつながりやすいカード、+買い物のあるカードを持っておいて、1ターンに大量ゲットを狙いたい。
例えば市場市場市場市場と連打すれば、行商人0金で4枚ゲット+αという買い方ができる。

 

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